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20台乗り継いで、NBロードスターに乗るブログ。

nbtouhoku.exblog.jp

悲運の不人気ロードスターNB。その中でも1型、Vスペシャルという超絶不人気モデルを愛でるブログ。

1台目購入、マツダ RX-7(FC-3S 中期)。

写真は無くしたのでカタログから拝借。。。前期モデルですね。
1台目購入、マツダ RX-7(FC-3S 中期)。_e0402774_00041348.jpg
20歳、夏。
免許を取得した夏。
アルバイトを3つ掛け持ちした、大学生という名のフリーターです。

西暦1999年。
時代はまさに走り屋にとって天国でした。

PS1でグランツーリスモというゲームをやって
「車なんて走ってオートマでオーケーじゃん」
という考えが吹き飛んだ。それくらい面白いゲームでした。
イニシャルDが当時流行っていました。

2019年の今じゃ考えられないですが、
ハチロクなんて30万から買えたし
EGシビックだって30万から買えたし
S13なんて10万から買えたし
180sxとかも30万くらいで買えたし
GT-Rも34が新車で出たばっかり(S2000とかS15とかもこの時代)
32なら100万も出せばバリモンが買えたのです。
今では考えられない車が考えられない値段で、考えられない弾数から選べたのです。
携帯電話は月40000円くらい払っていて3か月毎に新機種に買い替えていたのです。(無料)
ガソリンはハイオクで100円/L。
変な旧車いじめみたいな税金もないし。
ネットもデスクトップ型パソコンが35万円した時代。
車を探す媒体は紙媒体しかなかったわけで。
カーセ○サーとかG○Oが350円とかで毎週発売されていたのです。

すごい時代でしょ??
それを毎週買って探すわけですよ、白のFCを。
某漫画の影響?
FCは白か、黒か、グレーか、青メタか、赤しかないんで!(たぶん)
あとはオールペン車両か特別車なので。
まあ影響を受けてましたね(笑)白一択でした。

予算は70万。
BBSのアルミにシャコタンにマフラー。
睡眠時間を3時間に削って時給600円台のアルバイトを毎日やってたら耳が1か月くらい聞こえなくなりましたд゚)

命がけで手に入れたRX-7(MT)は走行距離が7万km台。
電話で仮押さえしてもらって東京まで電車で取りに行きました。

中古車の洗礼を1台目から食らうことになるとは。
全ての始まりはここからだったと言えるでしょう。。。

まず車両を受け取りに行くとどうみても写真と違う(笑)
ヤン○ー仕様のFC。
なんて時代だ。。。訴えられるぞ、今なら。

濃黒のスモーク張りに黒のワタナベアルミ、デビルウイングみたいな巨大で無意味なウイング。
聞いたことのない「RUN」というホーンがついてるステアリング。

その場でスモークを全剥がししてもらったがその作業が適当(笑)
熱線事削ってやがる。。。なんてこった。。。
訴えられるぞ、今なら。

当時はオレンジの線が熱線なんてこともわからず買ったから、とにかく純正風に!
ということで。

とりあえず受け取って。
走り出して一角曲がったら不動になりました(笑)

そのまま店にひきとられ整備されるまでいったん帰宅。
ある意味ラッキー、あそこで不動にならなかったらきっとそのまま廃車だったことでしょう。

幸運にも原因は不明だが動くように直った我が車を2度目の受け取りで無事帰宅。
無事?とにかくMTの操作と教習車とあまりに違う馬力と視界、ストイックなコクピットに悪戦苦闘。

憧れの洗車場で高圧洗浄をかけたらデビルウイングの付け根から塗装ごとはがれました(笑)
下地は緑?これ。。。オールペンじゃん。
訴えられるぞ、今なら。

今思えばオールペンなのだがディーラーで15万かけてデビルウイングを外し、きれいに羽無しにしてもらった時に純正ホワイトですよね?
とディーラーの人に聞いたら
「え、ええ」
と優しく答えてくれたました。高圧洗浄機で光沢ある緑が出るわけないでしょ。
15万(高すぎ)の塗装といいどこかに行ったBBSのアルミホイールといい。
とにかく中古車の悪夢を勉強した1台目でありました。

ちなみにクーラント液が全く入っていない状態で1年くらい乗っていた(笑)

時効や時代という事で勘弁していただきたいですが一通りこの車でドライビングというもの、整備というものを学ばせてもらいました。

土曜の夜は峠。
漫画みたいにたくさんいる走り屋。ハチロクのおねーさんにぶっちぎられたこと。
ヒール&トゥが出来るまでひたすら練習したこと。
帰ってくると車体が歪んでドアがしばらく開かなくなること(笑)
クラッチが戻らなくなって亀になったこと。
メーター照明が一斉に真っ暗になること。(たたくと治る)
VIPカーに煽られて逃げ回ったこと。
ナンパ待ちスポットにおっかなびっくり行ったこと。
4人満載で夜中に遠出したら両ライトが同時に玉切れしたこと。
峠はヤー○んがハイエースから降りてきて潰しに来るということがわかり。
国道を封鎖してショップの看板をデカデカと貼った32GT-Rと信号シグナルゼロヨン勝負。
国道を封鎖すると警察が10分くらいで来ることが分かり。

まさに世紀末。

次第にまっとうになりました。
B級ライセンスを取得してサーキットに通いました。
プラグは1000kmごとに外してライターであぶりブラシでこすり。。。
雨宮のオイルを3000km毎に入れて。11000円もしたな、当時。
マツダスピードのステアリングに変えたのが嬉しかったです。
夜中にホーンが鳴りっぱなしになって警察が自宅に来ました(笑)

「マツダクオリティー。」

2台目以降のあまりの頑丈さぶりに私は以降マツダ車をこう呼ぶことになったのです。

しかし今では300万を超える車体もあるFC。
とにかく音が良い!
アイドリングで鳥肌が立つくらいの心地よいサウンド。
3000pmも回すと絶頂のサウンド!
ヤンキー仕様の大気開放ブローオフが素敵!
7000くらいまで回るけど無駄に回ってる印象の車です。
4000pmくらいがオイシイ。
パワースライドはコントロールできるがドリフトしようとするととにかくピーキーにスピンする。
初心者だがだいぶ練習したので難しい車であった、と今でも思います。

ちなみに燃費運転、夏場で6km/1L。
冬場は峠で2km/1L。
ランボルギーニか、お前は。

しかしながら今でもロータリーにはもう一度乗りたいと思います。
音ではアルファロメオよりもポルシェよりもマスタングよりもいい車であると断言します。
青春補正がだいぶ入っているのかな?(笑)

・購入データ
購入時の価格:70万
カスタム・故障修理費用 30万円以上
乗った期間:約1.5年
売却時の価格:30万円
オススメ度:☆☆☆★★

by nbtouhoku | 2019-02-06 00:07 | 車遍歴

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