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20台乗り継いで、NBロードスターに乗るブログ。

nbtouhoku.exblog.jp

悲運の不人気ロードスターNB。その中でも1型、Vスペシャルという超絶不人気モデルを愛でるブログ。

11台目購入、6代目前期マスタングコンバーチブルV6個人並行輸入。

自営業は7年の月日が流れておりました。
その間、50日くらいしか休めませんでした。
加齢とともに変わる価値観。恐怖、不安感。
私には合わなかった。それだけの事です。

普通のサラリーマンに戻る少し前。

車がストレスのはけ口になっていた私はなんだか悟りの境地に達していたのだと思います。
あのカラッとしたハワイのポンティアックコンバーチブルのような陽気で嫌な事も全て忘れてしまうような車が欲しい。
アルファロメオは確かに陽気だったけど10年早かった気がしました。

初代を彷彿とさせる6代目マスタングコンバーチブルマイチェン前モデル。
しかもMT左ハンドル。
出来れば日本では6色しか発売されていなかったのでアメリカ専売のカラー。
レジェンドグリーンの車体が良いな。
内装も日本みたいに黒じゃなくて明るいホワイトの本革。

もう日本に一台も無かったのでエンジン載せ替え前提で激安のV6のMT車を個人で並行輸入しました。
一度やってみたかったのです。

個人並行輸入で検索されてきた方の為に購入方法を書きます。
恐ろしくリスキーなので私のように
・壊れていても直せる
・メンテナンスしてくれる工場がある(できるけど出来ないと大抵の工場は断ります)
・最悪掴まされても諦める覚悟がある
方にのみお勧めします。
新車がアメリカの方が安いから少しお金をうかせようー、とか考えている方は強く正規代理店からの購入をススメます。
あくまで日本に無いモデルをどうしても購入したい方向けに。。。

①まずアメリカのサイトやショップなどで欲しい車を見つける。
②アメリカに支部や購入部隊(できれば現車確認の出来る)の居る個人輸入代理店に依頼。
③アメリカで全額前払いで車をドル換算で購入。
④カリフォルニアに陸送。船便待ち。
⑤1~3か月後位に日本に到着。
⑥新規登録車扱いになるので3年の車検を取得。取得するために日本の法律に合った改造を施す。
⑦納車

です。
文にすると意外と簡単です。
ようは根性と度胸があるか、です。
ちなみに私の場合、ドルの動きを呼んで87円/1💲くらいの時に今だ!と購入したのでかなり安く買えました。
現車確認は別料金、アメリカと行っても広いので見に行くだけで飛行機代がかかったりで10万くらいかかるみたいです。
カリフォルニアや現地部隊から近場のお店なら安くなる部分でしょう。
私は10万もかかるならそれで直せばいいや、という風に、外装もエンジンも思っていましたので現地確認せずに買いました。
③の時点で200万を振り込み。
④の船便が曲者でいつ出航になるか、車両が有る程度溜まるまで出航されないのでやってみないと分かりません。
更に④の船便の輸送費は80万円。つまり車体120万円、輸送費80万円でした(笑)
更に⑤の船での輸送中に
例えばぶつかったとか
例えば船が沈没したとか
そういうトラブルがあったとしても船会社からの補償金は5万円が上限で保険もかけられないそうです、というか保険料30万だったかな?(笑)
当然⑤は無保険でダイブ(笑)
⑥と⑦も私の場合ちょっともめました。
個人並行輸入代理店は最初に全額貰っているわけで。
納車前の整備も他の工場に丸投げなわけです。

当然東京界隈まで電車で行って乗って帰ってくる(陸送かければいいのでしょうが現車確認したかったので)
のですが取りに行くと工場は休業状態でした(笑)
丸投げなのでだーれも居ない工場で電話連絡するももう放置プレイ状態です。

幸いにも工場の担当者の電話番号を前もって確認していたのでつながりまして。

ご対面。

そういえばカリフォルニアを出る頃の写真は貰ってました。。。
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受け取った車両で首都高を流し秋の東北をオープンドライブ。
日本に1台しかない車両だからなかなか異彩なオーラを放っていたと思います。

超過走行車でした点を除いては不安な点や話と違う点もなく、写真に写っていたのにどっかに行ってしまったであろうセンターキャップなどは代行店さんが取り寄せてサービスしてくれました。
部品も古い車両でもアメリカの場合無くなる事はあり得ないので細かいパーツから色々いじったり直したりして遊んでいました。

リッター3前後を覚悟していた燃費ですがまさかの街乗り10km/1Lです!ロードスターと変わりません。
4000ccなのに、ハイギヤードの大陸仕様は素晴らしい。。。
2.7Lでハイギヤードのボクスターも回していましたが同等の燃費です。
それにボクスターはハイオク仕様です。
1700kgもあるマスタングは最高で高速走行時リッター16km/1Lを叩きだしました。
もはやエコカーです。
更にいくとアメ車は全部レギュラーでOKです。
アメリカの場合
安いガソリン
普通のガソリン
高いガソリン
が選べるそうです。
高いガソリンのオクタン価は92前後ということです。
日本のレギュラーガソリンのオクタン価は90なので問題ないのです。
そして少しのオイルにじみの修理に1万円のパッキン交換がかかったくらいで。
マスタングはまったく壊れませんでした。
本当に調子が悪くなることも。
あれ、おかしいな。
と感じる事も。
タイベルもチェーンだし。

アメ車はお金がかかる、は車両によってはまったくのでたらめです。
ジムニーの方がよほど壊れました。

重いとはいえ250馬力超の車。
踏めば当然速いのですがそういう気が起こらない車でした。
ゆったりとクルーザーでも乗っているかのような感覚で。
60kmくらいで適当に運転しているのが好きでした。
エンジン系はマフラーだけキャタバックのマグナフローに替えてました。
V8モデルにこわだりはありませんでした。
エンジンは壊れたら2JZのNA6スロに載せ替えようと思っていましたので。

もっとも幅2m、全長5m超えになろう車を普段使いしようとすると色々と疲れますのでこの車も1年で売却。
もう思い出作りだったのだと思います。
過走行車だったのであまり値段は付きませんでしたが良い思い出になりました。
現行のエコブースト2.5L車はなんだか興味がわきません。
ターボより自然吸気が好きな事がなんとなく分かってきたのです。

つなぎのホンダ、トゥデイを経て、いよいよNBロードスター購入に至ります。
いや~長かった(笑)

・購入データ
購入時の価格:200万
カスタム・故障修理費用 30万円
乗った期間:1年
売却時の価格:100万円
オススメ度:☆☆☆☆★

by nbtouhoku | 2019-02-09 16:45 | 車遍歴

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